イタリア・シチリアの街

イタリア、シチリア島東部、3つの丘にまたがる、標高608メートルの街です。
人口約39,000人。ブドウ、オリーブ、アーモンド、モモ、コルク樫などの産地です。

1693年1月の地震で、街は破壊されましたが、震災後はバロック様式で再建されました。

旧市街は歩いて回ることが出来ます。
入り口には2つの丘を結ぶ「サン・フランチェスコ橋」があり、この橋によって丘の上の旧市街は発展していきました。

陶器の街ということで、街のあちこちに陶器の看板があり、陶器美術館や陶器学校もあります。

街の中心には、142段すべて違う柄のタイルで装飾された、「サンティッシマ・マリア・デル・モンテの大階段」があります。
一段一段数えながら登る子供たち、座り込んで話をするカップル、写真を撮る観光客。多くの人が、この階段での時間を楽しんでいます。

朝8時を過ぎると、階段の上から4分の1ほどのところに、子供たちが続々と集まってきます。階段の途中に小学校があるのです。

他にも博物館、市民公園、修道院、教会など、たくさんの見所があります。大階段に浮かびあがるイルミネーションや花飾り、クリスマスのプレゼピオも有名です。

『ヴァル・ディ・ノートの後期バロック様式の町々』（カルタジローネを含めた8都市）は、2002年、ユネスコの世界遺産に登録され、世界各地から多くの観光客が訪れています。